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安全保障、ゲームの理論の行動分析その他への応用、国際関係論、核兵器

 安全保障(核兵器関連)とゲームの理論の二本立てで、その融合を目指していますが、言うは易く行うは難しです。大学院の授業も、それぞれを半期ごとに別個の授業として行っています。
 知識の集積はもちろんですが、どんな意見にせよ論理の展開を重視しています。自分ができているかと言うと自信はありませんが。相互理解と言う文言を頻繁に聞きますが、世界には実にさまざまな民族的、文化的、言語的、宗教的な背景を持つ人々が生活しており、その感性や常識も異なります。直感的な意見はこうした感性などに影響されますが、論理の展開だけは、自説に賛成はしてもらえなくても理解はしてもらえると考えるからです。
 例えば、われわれ日本人は「話し合えばわかる、解決する」とよく言いますが、本当でしょうか。「話し合い」とは何でしょうか。「話し合い」を交渉と解釈すれば、交渉の構造を理解する必要があるのではないでしょうか。ゲームの理論には交渉ゲームという分野があり、さまざまな「公平・公正」の基準(規準)に基づいて、さまざまな「解(解決策)」が提案されています。誰もが納得する完璧な「解」など、もちろんありません。しかし、基準が明確なために、なぜそうした結論に至るかは、交渉相手も理解してくれます。「話し合い」をすれば解決するという期待の背景にも、特定の経験知があるのでは、と考えています。