国連安保理改革科研

国際連合安全保障理事会の改革問題の研究で科研費をいただきました。

科学研究費 基盤研究(B課題番号:23330064、平成23年度から26年度まで。

研究課題名:「国連安保理改革の重層的研究:歴史、政治、投票力、実効性の観点から 

    研究組織:竹内俊隆代表)    大阪大学・大学院国際公共政策研究科

            星野俊也         同上

            ホーキンス・バージル 同上

                       敦賀和外             同・グローバルコラボレーションセンター


趣旨:本研究は、挑戦的萌芽研究「挑戦的萌芽研究「投票力指数から見た国連安保理の改革」(平成20-21年度)の成果を踏まえ、数理(投票力)分析をさらに進展させ、安保理改革論議の政治的・歴史的側面および実効性の指標化研究も加えてより重層的な分析とし、改革過程研究の位相拡大を目指す。

具体的には、①2000年以降の議論(政治)および1960年代中葉の安保理拡大前後(歴史)の議論を詳細にたどり、相対的な比較に基づき、現在の議論の特徴を浮き彫りにし、②投票行動(決議内容を含む)データの収集・分析で、安保理におけるレトリックと実際の行動の「格差」を指標化し、実効性を測る尺度の作成を試みる。三種の投票力指数を算出するという数理的手法を用いることで、指数的に有力改革案を比較・検討し、より妥協可能な改革案の提言を目指す。

本研究は、単なる現状の分析だけにとどまらず、歴史的、政治的、数理的(投票力)、そして実効性の側面から考察し、重層的な安保理改革論を展開する。これにより、学術的には定量・定性の両面からの知を統合した洞察を導き出す一方、政策的にも実効性のある改革案の提言を究極的には目指している。安保理改革の議論自体に一石を投じる可能性を持つ研究である。

平成23-24年度の主な活動・業績(工事中です)

①ミニシンポジウム:国連安保理改革と日本

日本国そして多くの日本人にとって、日本が国連安保理で常任理事国またはそれに準ずる地位を獲得するのは、悲願に近いものがある。しかし、現状では国連の安保理改革は、アナン事務総長時代の盛り上がりと比較すると、一般的には話題にすら上らないようになっている。そこで、安保理担当の国連政務官である川端清隆氏をお迎えして、安保理改革の現状認識を深め、今後の展望を議論するミニシンポジウムを企画した。学生、院生の皆さんとの活発な質疑応答・討議を期待している。

日時:1113(日曜日) 15001645

場所:大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)棟6階会議室

趣旨説明・あいさつ 竹内俊隆(大阪大学OSIPP教授、元軍縮会議日本政府代表部)

講演      15051550

川端清隆(国連政治局安保理担当政務官、大阪大学OSIPP招へい教授)

敦賀和外(大阪大学グローバルコラボレーションセンター准教授、元国連日本政府代表部)

パネルディスカッション 15501620

司会(兼パネリスト) 竹内俊隆

パネリスト: 川端清隆、

敦賀和外

バージル・ホーキンス(大阪大学OSIPP准教授、

元・特定非営利活動法人AMDAザンビア駐在代表・アドバイザー)

質疑応答  16201645 

このミニシンポジウムは、科学研究費 基盤研究(B)「国連安保理改革の重層的研究:歴史、政治、投票力、実効性の観点から 」の一環である。

国連安全保障理事会について考える

国連安全保障理事会(安保理)については授業、もしくはニュースでもよく耳にされることがあると思いますが、安保理が実際にどのように活動をしているのかご存じですか?本セッションでは、安保理の機能と限界、そして安保理改革は何を目指しているのか、安保理の実務に関わった経験からお話ししたいと思います。入門的セッションなので予備知識不要です。安全保障、国連に興味のある学生歓迎します。

※このBBLセッションは、科学研究費 基盤研究(B)「国連安保理改革の重層的研究:歴史、政治、投票力、実効性の観点から 」の一環として行います。 

【日時】20121日( 12:0-13:0

【場所】大阪大学豊中キャンパスSTUDIO(全学教育総合棟I-3Fhttp://www.glocol.osaka-u.ac.jp/fieldo/access.html

【参加人数】先着20

【リソースパーソン】敦賀和外(グローバルコラボレーションセンター特任准教授)

(略歴)国際基督教大学大学院行政学研究科修了(2002年)。国連開発計画アフガニスタン事務所プログラムオフィサー(2002-2006年)、国際協力銀行バンコク駐在員事務所コンサルタント(カンボジア担当)(2007年)、広島平和構築人材育成センター プログラムマネージャー(就職支援担当)(2007-2008)、国連日本政府代表部一等書記官(2008-2010年)。20108月より現職


③研究論文・著書など(一部のみ)

著 者 名

論  文  標  題

星野俊也

「新しい国連へ 日本が改革をリード」

雑  誌  名

査読の有無

最初と最後の頁

『イクザミナ』

No.292

2

0

1

1

該当なし

                                       掲載論文のDOI(デジタルオブジェクト識別子)         

 

 

著 者 名

論  文  標  題

敦賀和外

 「平和構築分野における国際社会の関与と文民能力-『ゲエノ報告書』の意義と課題 -

雑  誌  名

査読の有無

最初と最後の頁

『国連研究』

13

2

0

1

2

(予定)

掲載論文のDOI